[なぜ]大阪万博でユスリカが大屋根リングに大量発生!虫対策は?

万博


2025年4月13日から10月13日までの184日間、大阪市の人工島「夢洲」で開催されている『2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)』ですが、ユスリカという虫が大量発生していると話題になっています!

Xの投稿で話題を集めてしまったようですが、「虫が大量発生した原因は何?」「対策はされているの?」と今後万博に行こうと考えている方は不安になりますよね。

また、これから夏本番に向けて蚊の発生についても気になります。


そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること


▶【画像アリ】大阪・関西万博でユスリカが大量発生した原因

大阪・関西万博のユスリカが大量発生の現状

大阪・関西万博の虫対策について

大阪・関西万博会場では蚊にも注意


【画像アリ】大阪・関西万博でユスリカが大量発生した原因


大阪・関西万博でユスリカが大量発生した原因とはなんでしょうか?

ユスリカが大阪・関西万博(夢洲会場)で大量発生した背景には、以下の複数の要因が重なっています。

大阪・関西万博でユスリカが大量発生した原因4選


1. 夢洲の地形と立地環境
2. 会場内の水施設と水質管理の問題
3. インフラ整備の遅れ
4. 光に集まりやすい習性


以下で詳しく見ていきます。

1. 夢洲の地形と立地環境

大阪・関西万博の会場である「夢洲(ゆめしま)」は、ユスリカが大量発生しやすい地形と立地環境


夢洲は大阪湾に浮かぶ埋め立てによる人工島で、周囲を海や湿地帯に囲まれています。

このエリアは湿度が高く、水辺や湿地が多いため、水生昆虫であるユスリカにとって非常に繁殖しやすい「理想的な環境」となっているようです。

もともと大阪市内でもユスリカが多く発生する場所ですが、夢洲は「毎年大阪市内とは思えないほど多くのユスリカが発生」する生物多様性ホットスポットでもあります。

2. 会場内の水施設と水質管理の問題

会場内に設けられた水質管理の不備によって水辺の環境が悪化し、ユスリカの爆発的な発生を招いた


会場の中心には「静けさの森」の人工池や、大阪湾の海水を引き込んだ広さ3ヘクタールの「ウォータープラザ」など、水を活用した大規模な施設が複数設置されています。

これらの水施設が十分に循環・濾過されておらず、水が滞留しやすい状態になっていたため、ユスリカの幼虫が繁殖しやすい環境ができていました。

3. インフラ整備の遅れ

インフラ整備の遅れが水質管理や環境整備の不備につながり、ユスリカの大量発生を招く土壌となった


夢洲はもともと埋め立てによる人工島であり、水道や電気などの基本的なインフラ整備が遅れていたことが報道されています。

夢洲は地盤が軟弱で建設工事自体が難航しやすい土地柄であり、インフラ工事の進捗にも大きな影響を与えていました。

会場建設や周辺道路の整備なども遅れがちで、万博開催直前まで工事が続き、十分な環境管理や害虫対策が後手に回ったことも要因です。

4. 光に集まりやすい習性

会場の照明環境がユスリカの大量発生・集中を助長


ユスリカは照明や街灯など、特に紫外線を含む光に強く引き寄せられる性質があります。

万博会場の大屋根リングや各種施設では夜間照明が多用されており、これがユスリカをさらに集める要因となっています。

夜間や暗い時間帯には光源の周囲にユスリカが群れをなして集まり、来場者の不快感や衛生面での問題を引き起こしています。

大阪・関西万博のユスリカが大量発生の現状


大阪・関西万博会場内のユスリカ大量発生について現在までの状況をまとめました。

大阪・関西万博会場内のユスリカの現状


・万博会場のシンボルである大屋根リング周辺を中心に、ユスリカが大量発生
・海外展示物にも虫が大量発生中
・気温上昇とともに虫の数が増加
・運営側は成長抑制剤や忌避剤の散布など対策中



このように運営側は対策をしているものの、見た目のインパクトも大きく、今後も増殖していく可能性も高いということです。

専門家は「一度羽化したユスリカの早期駆除は現実的でない」と指摘しており、この現状はしばらく続くものと考えられます。

虫の発生源はどこ?


大阪・関西万博会場で大量発生しているユスリカの主な発生源は以下のとおりです。

「静けさの森」に設置された人工池や、3ヘクタール規模の「ウォータープラザ」といった水を扱う施設が中心


これらの水辺はユスリカの幼虫が生息・成長するのに最適な環境であり、十分な水の循環や濾過が行われていないことも発生を助長しています。

また、夢洲自体が湿地帯や水たまりが多い人工島であるため、会場全体が虫の発生しやすい環境となっています。

ユスリカ大量発生は衛生的には問題ない?

現在大量発生している虫は「ユスリカ」であり、人を刺したり血を吸ったりすることはなく、直接的な健康被害や感染症リスクはほとんどありません。


ユスリカ自体は衛生害虫ではなく、見た目の不快感や心理的ストレスが主な問題です。

ただし、水質管理やインフラ整備の不備が原因で虫が発生しているため、会場全体の衛生管理体制には課題があると指摘されています。

今後、気温上昇や水質悪化によって他の衛生害虫(蚊など)が発生するリスクもあるため、衛生面での注意と改善が引き続き必要です。

大阪・関西万博の虫対策について


来場者ができる大阪・関西万博会場内での虫対策はどのようなものでしょうか?

来場者向けの実践的な虫対策


虫よけスプレー(イカリジンやディート配合)を使用する
・長袖・長ズボンなど肌の露出を抑えた服装を心がける。特に白や黄色など明るい色の服が効果的
・帽子をかぶるなど、できるだけ肌を覆う工夫をする
・虫が多い場所や時間帯(特に夕方~夜の水辺付近)を避ける
・小さなお子さんや虫が苦手な方は、事前に虫対策グッズ(虫よけシール、携帯用スプレーなど)を準備しておくと安心


運営側は「成長抑制剤や忌避剤をまく」などの薬剤散布による対策を実施していますが、夢洲という特殊な地形・インフラの制約から十分な効果が出ていない状況と言えます。

SNSや現地報告でも「水辺や大屋根リング周辺で特に虫が多い」とされているため、水場付近では特に注意が必要です。

大阪・関西万博会場では蚊にも注意


これからますます暑くなってくる季節、大阪・関西万博会場ではユスリカだけでなく「」にも注意が必要です。

万博会場内「蚊」の注意点


・会場は埋め立て地で周囲に水辺や湿地が多く蚊も発生しやすい条件が揃っている
・「感染症を媒介する昆虫や動物が生息しやすい環境がある」とリスク評価が発表されている


このように、周囲に水辺や湿地が多いため蚊による感染症対策も重要視されています。

まとめ


今回は『[なぜ]大阪万博でユスリカが大屋根リングに大量発生!虫対策は?』について紹介しました。


▶【画像アリ】大阪・関西万博でユスリカが大量発生した原因
 1. 夢洲の地形と立地環境
 2. 会場内の水施設と水質管理の問題
 3. インフラ整備の遅れ
 4. 光に集まりやすい習性

大阪・関西万博のユスリカが大量発生の現状
 ・万博会場のシンボルである大屋根リング周辺を中心に、ユスリカが大量発生
 ・気温上昇とともに虫の数が増加
 ・運営側は成長抑制剤や忌避剤の散布など対策中

大阪・関西万博の虫対策について
 ・虫よけスプレー(イカリジンやディート配合)を使用する
 ・長袖・長ズボンなど肌の露出を抑えた服装を心がける。特に白や黄色など明るい色の服が効果的
 ・帽子をかぶるなど、できるだけ肌を覆う工夫をする
 ・虫が多い場所や時間帯(特に夕方~夜の水辺付近)を避ける
 ・小さなお子さんや虫が苦手な方は、事前に虫対策グッズ(虫よけシール、携帯用スプレーなど)を準備しておくと安心

大阪・関西万博会場では蚊にも注意
 ・会場は埋め立て地で周囲に水辺や湿地が多く蚊も発生しやすい条件が揃っている
 ・「感染症を媒介する昆虫や動物が生息しやすい環境がある」とリスク評価が発表されている


最後までご覧いただきありがとうございました!

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