中国のデザイナーズトイブランド「POP MART(ポップマート)」が展開する人気キャラクターシリーズ『ラブブ(LABUBU)』が、世界的に爆発的なブームになっていると話題ですよね!
そんなラブブ(LABUBU)のぬいぐるみは、中国やタイなどアジア各国、そして欧米でも社会現象的な人気を誇る一方、日本国内では「大ブーム」とまでは至っていません。
なぜラブブは日本で人気が出ていないの?
今後日本でも爆発的人気になる可能性はある?
など、気になっている方も多いですよね。
そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!
▶【ラブブ】ぬいぐるみが日本で人気が出ない理由5選
▶【ラブブ】ぬいぐるみが今後日本で普及する可能性
▶【ラブブ】日本の芸能人の愛好家
【ラブブ】ぬいぐるみが日本で人気が出ない理由5選
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— POP MART JAPAN (@POPMARTJapan) June 14, 2025
転売の防止と混雑緩和・安全対策を目的とし、… pic.twitter.com/sNtUhdqFex
さっそくラブブのぬいぐるみが日本で人気が出ない理由について見ていきたいと思います!
1. キャラクターのデザインが日本の「かわいい」と異なる
2. POP MARTというブランドや中国発キャラクターへの抵抗感
3. 入手性・価格・流通の問題
4. SNS・インフルエンサーの影響力の違い
5. ターゲット層の違い
それぞれの理由を以下で詳しく解説していきます。
1. キャラクターのデザインが日本の「かわいい」と異なる
ラブブぬいぐるみが日本で爆発的な人気になりにくい理由の一つは、キャラクターデザインが日本の「かわいい」の基準とは異なる点にあります。
ラブブの可愛さの特徴と日本の人気キャラクターとの違いは以下のとおりです。
特徴 | ラブブ(LABUBU) | 日本の人気「かわいい」キャラクター |
---|---|---|
デザインの方向性 | ふわふわで可愛い+ちょっと不気味・シュール | シンプルで親しみやすい、癒し系、丸みのある安心感 |
表情 | ニヤリとしたギザギザの歯、イタズラっぽい笑顔、毒気も | 優しい微笑み、無表情に近い穏やかさ、安心感を与える表情 |
ギャップ萌え | 「怖カワイイ」「ぶさかわ」などクセの強いギャップ | 「ゆるカワイイ」「癒し系」など、違和感やギャップは少なめ |
物語性・世界観 | 妖精やモンスターの独自世界観、いたずら好きな性格 | ほのぼのした日常や友情、やさしい世界観 |
コレクション性・シリーズ展開 | 多彩なコスチュームやテーマでフィギュア化、限定性が強い | シリーズごとにテーマがあるが、基本的に安心感や一貫性を重視 |
ターゲット層 | 大人のコレクターから子どもまで幅広いが、主にアートトイ層 | 子どもやファミリー層、幅広い年齢層に向けた普遍的な可愛さ |
この「クセのある可愛さ」や「怖カワイイ」デザインは、従来の日本で支持されてきた「癒やし系」「ゆるキャラ」などのシンプルで親しみやすい可愛さとは方向性が異なります。
2. POP MARTというブランドや中国発キャラクターへの抵抗感
ラブブは中国発のデザイナーズトイメーカー「POP MART(ポップマート)」が展開するキャラクターであり、公式のぬいぐるみやフィギュアも中国で企画・販売されています。
POP MARTは中国国内外で大きな成功を収めており、2020年には日本にも直営店をオープンしていますが、日本では「中国発キャラクター」や「中国ブランド」に対して一定の抵抗感や先入観を持つ消費者が少なくありません。
特に日本のキャラクター市場は、国産ブランドや長年親しまれてきたキャラクターへの信頼が厚く、新興の海外ブランドが大衆層に浸透するには時間がかかる傾向があります。
また、POP MART自体が「コレクターズトイ」「ブラインドボックス」など、ややマニアックな販売手法をとっていることも、一般層への広がりを限定的にしています。
▶コレクターズトイとは
主に大人やコレクター向けに作られた多種多様な玩具の総称。
アーティストやデザイナーが手がけた数量限定のものが多く、独自の世界観や創造性が重視されます。
▶ブラインドボックスとは
中身が何であるか購入時には分からない「サプライズ型」のパッケージ商品のこと。
主にフィギュアやキャラクター玩具のシリーズで採用されており、箱の外からはどのデザインやキャラクターが入っているか判別できません。
開封するまで中身が分からないワクワク感や、コレクションを揃える楽しさが魅力とされています。
3. 入手性・価格・流通の問題
ラブブぬいぐるみには以下のような問題点があります。
・POP MARTの直営店や一部の大型玩具店、ネット通販などで購入できるが、取り扱い店舗が限られ在庫も不安定。
・人気や限定性が高いため正規販売分はすぐに売り切れることが多く、欲しい時に確実に手に入れにくい。
・フリマアプリやオークションなどの二次流通では定価の数倍に高騰するケースや、レアアイテムは10万円以上で取引されることもある。
・転売や密輸による流通もあり偽物が出回るリスクが高く、消費者が安心して購入できる環境が十分に整っていない。
費者が安心して購入できる環境が十分に整っていない。
このようにラブブぬいぐるみは「欲しいと思った時に安心して適正価格で手に入れるのが難しい」という入手性・価格・流通の課題が、日本で一般層に広く普及しにくい大きな要因となっています。
4. SNS・インフルエンサーの影響力の違い
海外ではBLACKPINKのリサやリアーナ、デュア・リパなどの著名セレブやインフルエンサーがSNSでラブブを紹介し、その影響で一般層にも爆発的に人気が広がりました。
特にタイではリサのSNS投稿をきっかけにコレクター層から一般層まで一気に浸透し、社会現象にまでなっています。
そのためSNSやインフルエンサーの影響力の違いが、日本でラブブぬいぐるみの爆発的な人気拡大を妨げる要因となってます。
5. ターゲット層の違い
ラブブぬいぐるみはもともと子ども向け絵本のキャラクターですが、フィギュアやぬいぐるみは大人のコレクターやファッション感度の高い若者層にも人気が広がっています。
世界的にはセレブやインフルエンサーがファッションアイテムとして愛用し、コレクターズトイや投資対象としても注目されています。
そのためターゲット層が日本の主流ぬいぐるみ需要(子ども・癒やし・ギフト)とややズレており、爆発的な人気につながりにくい要因となっています。
【ラブブ】ぬいぐるみが今後日本で普及する可能性
ラブブぬいぐるみが今後日本で普及する可能性は十分にありますが、いくつかの条件や課題も存在します。
海外のように爆発的な人気を得るために、SNSで認知度を高めてインフルエンサーやメディア露出が増えていけば、一般層への普及も期待できます。
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— ユニクロ (@UNIQLO_JP) June 15, 2025
📌8月中旬販売予定
◆ POP MART UT ◆
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元気で好奇心旺盛なラブブのほか、POP MARTの人気シリーズ「ザ・モンスターズ」のキャラクターをデザインした新コレクション!https://t.co/pw4pDZFZpz pic.twitter.com/6iiPcBsMIK
また、8月中旬からユニクロからラブブとコラボをした商品が出るなど、日本の大手の企業とコラボをすることで今後益々認知度が上がっていくことも予想されます。
【ラブブ】が普及し辛い背景に、日本で大人気のちいかわの存在がある?
ちいかわは2024年に日本キャラクター大賞を受賞し、2025年も小学生から30代女性まで幅広い層に圧倒的な人気を誇っています。
ぬいぐるみやグッズは公式ショップや量販店で常に品薄・完売が続くほどの需要があり、新商品も次々と投入されています。
特に日本市場では「癒やし系」「親しみやすい」「安心感のある」キャラクターが主流であり、ちいかわはその代表格です。
ラブブのような『クセのある可愛さ』やコレクターズ要素が強いキャラクターは、ちいかわのような万人受けするキャラクターの人気に押されて一般層への浸透が難しくなっています。
【ラブブ】日本の芸能人の愛好家
日本の芸能人ではラブブの愛好家は誰が挙げられるでしょうか?
・矢田亜希子
・浜崎あゆみ
日本の芸能人でラブブ(LABUBU)ぬいぐるみの愛好家として公に知られているのは、俳優の矢田亜希子さんです。
矢田亜希子さんは自身のインスタグラムでラブブとのツーショットを公開しており、セレブや若者の間で人気のラブブを愛用していることが話題になっています。
また浜崎あゆみさんが香港でのコンサートの際に中国発の人気キャラぬいぐるみを携えて現地入りしたという報道もあり、インスタの投稿でラブブを載せている写真もありますが、愛好家であるかは明言されていません。
まとめ
今回は『[ラブブ] ぬいぐるみが日本で人気が出ない理由はなぜ?』について紹介しました。
▶【ラブブ】ぬいぐるみが日本で人気が出ない理由5選
1. キャラクターのデザインが日本の「かわいい」とは異なる
2. POP MARTというブランドや中国発キャラクターへの抵抗感
3. 入手性・価格・流通の問題
4. SNS・インフルエンサーの影響力の違い
5. ターゲット層の違い
▶【ラブブ】ぬいぐるみが今後日本で普及する可能性
ラブブぬいぐるみは今後も日本で徐々に普及する可能性が高いですが、爆発的なブームとなるには日本市場へのさらなる適応や認知拡大が鍵となります。
▶【ラブブ】日本の芸能人の愛好家
・矢田亜希子
・浜崎あゆみ
最後までご覧いただきありがとうございました!