[なぜ?]北大に猛毒植物バイカルハナウドが定着した理由とは?

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2025年6月、札幌市の北海道大学(北大)構内で、世界的に「ジャイアント・ホグウィード(和名:バイカルハナウド)」と呼ばれる極めて危険な猛毒植物が生育している疑いがあることが判明して注目されています!

なぜそんな危険な植物が定着しているの?
バイカルハナウドってどんな植物?
どのくらい危険なの?


など、気になっている方も多いですよね。


そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること


北海道大学に猛毒植物バイカルハナウドが定着した理由

「ジャイアント・ホグウィード(和名:バイカルハナウド)」について

【バイカルハナウド定着後の状況と北大の対応



北海道大学に猛毒植物バイカルハナウドが定着した理由

画像引用:picturethis


さっそく、北海道大学構内に猛毒植物「バイカルハナウド」が定着した理由について見ていきたいと思います。

【なぜ北大にバイカルハナウドが存在しているのか】
現時点で「種が自然に飛来したのか」「研究目的で持ち込まれたものが逸出したのか」など、具体的な経路は明らかになっていません


具体的な経路は現在確定されていませんが、北海道大学にバイカルハナウドが「定着した」とされる理由は以下のとおりです。

バイカルハナウドが定着した理由


複数株がまとまって生育している
北大構内の「新渡戸通り」周辺で、バイカルハナウドとみられる植物が10株以上まとまって生えていることが確認されています。
これは単発的な侵入や一時的な発芽ではなく、一定期間にわたり繁殖・生育している、すなわち「定着」していると判断される根拠です。

自力で繁殖・生育している形跡
外部からの情報提供を受けて専門家が調査を進めており、複数株が自然環境下で生育していることから、自力で繁殖・生育していると考えられています。

札幌の気候・環境がこの植物の生育に非常に適していた
バイカルハナウド(ジャイアント・ホグウィード)は西アジア原産で、冷涼で湿潤な気候や肥沃な土壌を好む多年草です。
北海道大学のキャンパスは札幌市中心部にあり、十分な水分と栄養豊富な土壌、広い緑地が確保されているため、この植物が繁殖・定着しやすい条件が揃っていました。


北海道大学で発見された「バイカルハナウド(ジャイアント・ホグウィード)」は、現時点で大学構内の「新渡戸通り」周辺に少なくとも10株以上が定着して生育していることが確認されています。

これは単なる一時的な出現ではなく、明らかに自生・定着している状態と専門家や現地の観察者も判断しています。

北海道大学でバイカルハナウドが発見された経緯


北海道大学でバイカルハナウドが発見された経緯は以下のとおりです。

2025年6月24日午後、札幌市中心部にある北大キャンパス南東側の道路沿いで、「バイカルハナウドとみられる植物が10株以上生育している」との情報が外部から寄せられたことが発端です。


この情報を受けて大学側が専門家に調査を依頼し、現地で確認されたことにより発見が公表されました。

この植物は国内未確認の有毒外来種であり、今回の発見が日本初の定着例となる可能性があります。

「ジャイアント・ホグウィード(和名:バイカルハナウド)」とは?


ジャイアント・ホグウィード(和名:バイカルハナウド)の特徴や危険性について見ていきます。

ジャイアント・ホグウィード(英名: Giant Hogweed、和名: バイカルハナウド)は、セリ科Heracleum属の多年草で西アジアやコーカサス地方原産の外来植物。


ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)は、見た目が美しい一方で極めて強い毒性と繁殖力を持つ世界的に危険な外来植物です。

バイカルハナウドの特徴


巨大な草本植物
高さは2〜5メートル、茎の直径は3〜10cmにも達します。


小さな白い花が多数集まって傘状に広がる複散形花序を形成し、花序の幅は80cm以上になることもあります。


幅1〜1.7mにもなる大きな切れ込みのある複葉。


緑色で光沢があり、赤黒い斑点や剛毛が特徴的。


繁殖力が非常に強く、ヨーロッパや北米などでは野生化し、在来植物を駆逐するなど生態系への影響も大きな問題となっています。

バイカルハナウドの毒性・危険性は?


バイカルハナウド(ジャイアント・ホグウィード)は、世界でも最も危険な植物のひとつとされる強い毒性を持つ外来植物です。

毒性・危険性については以下のとおりです。

【主な有毒成分】
フラノクマリン類(furanocoumarins)
 バイカルハナウドの葉、茎、花、根、種子すべてに含まれる有機化合物で、これが毒性の主因。

バイカルハナウドの毒性・危険性


光毒性(植物性光線皮膚炎)
樹液が皮膚に付着した状態で太陽光や紫外線を浴びると、フラノクマリン類が皮膚細胞にダメージを与え、深刻な炎症や水疱、火傷のような症状を引き起こします。

【皮膚への影響】
・皮膚が赤く腫れ、強いかゆみや痛みを伴う。
・数時間から48時間以内に水ぶくれ(水疱)ができる。
・治癒後も黒~紫色の色素沈着や傷痕が数年残ることがある。
・重症の場合は入院が必要となることもある


目に入ると失明の危険も
樹液が目に入ると、一時的または永久的な失明の危険があるため絶対に素手で触れてはいけません。


バイカルハナウドは、皮膚や目に深刻な障害をもたらす強い光毒性を持ち、少量の樹液でも火傷や失明の危険がある極めて危険な植物です。

【バイカルハナウド】定着後の状況と北大の対応


バイカルハナウドの定着後の状況と北海道大学の対応について見ていきます。

バイカルハナウド定着後の状況


・北海道大学構内では、2025年6月時点で「新渡戸通り」周辺に少なくとも10株以上のバイカルハナウド(ジャイアント・ホグウィード)が定着していることが確認されています。

・現在のところ、確認されているのはこのエリアのみですが、繁殖力が非常に強い植物であるため、今後の拡散リスクが懸念されています。


北海道大学は外部からの情報提供を受けて専門家に調査を依頼し、現地でバイカルハナウドの定着を確認しました。

北海道大学の対応


・発見現場は学生や市民の往来が多い場所であるため、大学は周辺の立ち入りや通行を制限する措置を講じています。

・今後正式にバイカルハナウドと確認された場合は、関係機関と協議し駆除や拡散防止などの対応策を検討する方針です。

・大学や専門家は「絶対に素手で触れないように」と強く注意を呼びかけています。


今後は、拡散防止や駆除などの本格的な対策が関係機関と連携して進められる見通しです。

まとめ


今回は『[なぜ?]北大に猛毒植物バイカルハナウドが定着した理由とは?』について紹介しました。


北海道大学に猛毒植物バイカルハナウドが定着した理由
 現時点で「種が自然に飛来したのか」「研究目的で持ち込まれたものが逸出したのか」など、具体的な経路は明らかになっていません。
 【定着した理由】
 ・複数株がまとまって生育している
 ・自力で繁殖・生育している形跡
 ・札幌の気候・環境がこの植物の生育に非常に適していた

「ジャイアント・ホグウィード(和名:バイカルハナウド)」について
 ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)は、見た目が美しい一方で極めて強い毒性と繁殖力を持つ世界的に危険な外来植物です。

【バイカルハナウド定着後の状況と北大の対応
 今後は、拡散防止や駆除などの本格的な対策が関係機関と連携して進められる見通しです。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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