2025年6月24日(火)深夜24時29分に日本テレビ系で放送された『機動戦士ガンダム ジークアクス』の最終回が、シリーズの中でも特に賛否が分かれるエンディングとなり注目されています。
ジークアクスの最終回がひどいと言われる具体的な理由は?
続編や第2期はどうなる?
など、気になっている方も多いですよね。
そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』最終回がひどいと言われる理由7選!
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』「ひどい」評価に至った制作事情
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』続編や第2期について
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』ファンの反応まとめ
『ジークアクス』最終回がひどいと言われる理由7選!
長年関わった作品が終わり、ホッとしてる気持ちと寂しい感じがしてますが、最後まで見てくださった皆様、ありがとうございました! pic.twitter.com/lE1baK9P32
— 金世俊 (Sejoon Kim) (@gojooni) June 24, 2025
さっそく、『機動戦士ガンダム ジークアクス』の最終回がひどい!と言われる理由について見ていきたいと思います。
1. 積み重ねのなさ・物語の薄さ
2. キャラクターへの共感・感情移入の困難さ
3. 伏線・設定の投げっぱなし
4. メタ要素・悪ふざけ・ファンサービス過剰
5. 作品としての方向性・テーマ性の薄さ
6. ハッピーエンドへの違和感
7. 初代キャストの起用・演出への不満
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 積み重ねのなさ・物語の薄さ
『機動戦士ガンダム ジークアクス』最終回が「つまらない&不快で歴代最悪」と言われた背景には、特に物語の積み重ねのなさや薄さが大きく指摘されています。
全12話という短い構成の中で、多くのキャラクターや設定、伏線が次々と登場したものの、それぞれのエピソードや人物像が十分に描かれていません。
そのため視聴者が感情移入できる場面が少なかったという感想が多く見られます。
例えば、主要キャラクターの動機や成長、関係性の変化などが駆け足で処理され、「ここに到達するまでの積み重ねがなさすぎ」「ほとんど記憶に残らない」といった声が目立ちました。
終盤で新たな設定やキャラクター(例:11話ラストで登場したガンダムなど)が投入される一方、それらの背景や目的が十分に説明されないまま最終回を迎えたため、「回収されない謎」が多く残ったことが指摘されています。
11話・12話は特に展開が早く、説明や描写が追いつかないまま物語が進行し「ダイジェストにしか見えなかった」「ストーリーをほとんど覚えていない」といった感想が寄せられています。
2. キャラクターへの共感・感情移入の困難さ
主要キャラクターたちの心の動きや成長が十分に描かれず、視聴者が感情移入できる場面が少なかったという指摘が多いです。
▶シュウジがララァに執着していたはずなのに、最終回で突然主人公に心変わりし告白する場面
「なぜ好きになったのか謎のまま」「延々追いかけて最後は殺そうとまで思い切った想いをそんなアッサリ覆していいのか」といった違和感を訴える声が上がっています。
▶脇役やサブキャラの扱いも中途半端
「アンキーとかも活躍させて欲しい」「このままだと負けおばさんみたいでなんかヤダ」といった、サブキャラクターの活躍や描写不足を惜しむ声もあります。
このように、物語全体を通してキャラクターの内面や関係性の積み重ねが不足していたため、最終回での行動や選択に説得力がなく、視聴者が感情移入できなかったという評価が目立ちました。
3. 伏線・設定の投げっぱなし
ジークアクス最終回が「伏線・設定の投げっぱなし」と批判された具体的な理由は以下のとおりです。
1. 主要な謎や設定が未回収のまま終わった
物語の中で提示された多くの謎や伏線(シュウジの正体、ハロやコンチの役割、ララァの世界線、ディアブロの正体など)が、最終回でも明確に説明されず、視聴者に「結局何だったのか分からない」という消化不良感を残しました。
たとえば、シュウジがなぜララァを追い続けていたのか、ララァをなぜ殺そうとしたのか、その動機や背景が一切描かれず、唐突に物語が終わったと指摘されています。
2. 物語の根幹に関わる設定が曖昧なまま
11話ラストで登場したガンダムの存在意義や、ジークアクス世界の「IF」設定(正史との違い)、ゼクノヴァやアムロの役割など、シリーズの根幹を揺るがす重要な設定が説明不足のまま放置されました。
「このガンダムは誰が乗っているのか」「なぜこの世界が存在するのか」など、最終回までに全くヒントが与えられなかったとする声が多いです。
3. サブキャラクターやサイドストーリーの放置
連邦側やジオン側のサイドストーリー、アンキーやエグザベといった脇役の動向も掘り下げられず、今後の展開に丸投げした印象を与えています。
このように、「肝心な伏線が一切回収無し」という、視聴者に強い消化不良感と「投げっぱなし」感を与えたことが「つまらない&不快で歴代最悪」と言われる大きな理由の一つです
4. メタ要素・悪ふざけ・ファンサービス過剰
ジークアクス最終回は、シリーズファンや重厚なストーリーを期待した層から、パロディなどのファンサービスを過剰に盛り込みすぎていると批判されています。
・世界線や“向こう側の技術”など、設定自体が過去作や他のアニメのオマージュ・メタ構造になっており、物語の本筋よりも「ネタ」や「ギャグ」に寄った印象を与えました。
・シャアやララァなど歴代キャラのお祭り的な共演や、エンディングに細かい小ネタ(最終話後の水着や小物など)を仕込むなど、「本編のドラマよりファンサ重視」と感じた人が多いです。
・実写パートでクリエイターが登場するなど、メタ的なサプライズ演出も「やりすぎ」と感じた意見も出ました。
ジークアクス最終回は、メタ要素やパロディ、ファンサービスを過剰に盛り込んだ結果、物語性やドラマよりも「おふざけ」や「内輪ノリ」が前面に出てしまい批判的な意見が出ています。
5. 作品としての方向性・テーマ性の薄さ
ガンダムシリーズの伝統である「戦争」「人間の進化」「社会構造への問い」といった重厚なテーマ性が薄く、最終的に「お祭り感」やファンサービス重視の印象が強くなったことも批判の一因です。
物語全体を通して「何を描きたかったのか」「どんなメッセージを伝えたかったのか」が分かりにくいという感想が多く見られます。
6. ハッピーエンドへの違和感
最終回では主要キャラクターのほとんどが生存し、ジオン側も連邦側も大きな悲劇や犠牲がなく物語が終わりました。
ガンダムシリーズらしからぬ「全員生存ルート」なことに、驚きや戸惑いの声が多く上がっています。
また、主人公と周囲の関係性や、解決すべき問題が十分に描写されないまま「全て丸く収まった」ご都合主義的展開に違和感を覚えた視聴者が多いです。
7. 初代キャストの起用・演出への不満
長年ガンダムを支えてきたオリジナルキャスト(例:シャア役の池田秀一など)が、ジークアクスの「メタ要素」や「ファンサービス」主体の物語に巻き込まれる形となり、「本来の作品やキャラクターへの敬意が感じられない」「思い出を汚された」と受け止めたファンが多いです。
・初代キャストを起用しながら、その活躍や台詞が過去作のパロディやメタ的なネタに終始したことで、「悪ふざけというよりバイトテロ」「何が面白いのか本気で理解できないアニメは生まれて初めてかも」といった強い不快感を訴える声が噴出しました。
・初代キャストの存在が単なる「話題作り」や「お祭り演出」に使われ、キャラクターや物語の重みが損なわれたと感じたファンが多く「正々堂々とガンダム作れる会社に依頼して欲しかった」とまで言われています。
このように、ジークアクス最終回ではオリジナルキャストの起用を「ファンサービス」や「メタ演出」の一部として消費したように見えたことで、「リスペクトがない」「思い出を汚された」と受け止めるファンが続出しました。
『ジークアクス』「ひどい」評価に至った制作事情とは?
光る宇宙(ファースト)
— YOS改@雀ちゃん推し (@YOS85491160) June 24, 2025
光る宇宙(ジークアクス)#GQuuuuuuX #ジークアクス pic.twitter.com/tZMkBcIQsh
『機動戦士ガンダム ジークアクス』が「ひどい」評価に至った制作事情について以下でまとめました。
- サンライズ×スタジオカラーの共同制作による実験的手法
本作はガンダムシリーズで初めて、サンライズと「エヴァンゲリオン」シリーズのスタジオカラーが共同制作しました。
これにより従来のガンダムらしい重厚な戦争ドラマと、スタジオカラー流のパラレルワールドやメタ構造、独特の演出が融合し、シリーズファンの期待と大きなギャップが生まれました。 - 一年戦争IF世界線という大胆な設定
『ジークアクス』は「ジオン公国が勝利した一年戦争」という、宇宙世紀のパラレルワールドを描いています。
この大胆なIF設定は、ジオンの理念や技術が未来にどう受け継がれるかを描く一方、従来の正史ファンには違和感や拒否反応も生みました。 - デザイン・演出面での強いアレンジ
モビルスーツやキャラクターのデザインは、ジオンの美学や有機的なシルエットを強調しつつも、従来のファーストガンダムとは大きく異なるアレンジが加えられています。
これは「1stガンダムの裏側にまんま1stガンダムが隠れている」というメタ的な構造を意識した結果であり、庵野秀明らしい「遊び」や「挑戦」が色濃く反映されています。 - 宇宙世紀パラレルの“お祭り感”と消化不良
物語はパラレルワールドやIF設定を活かした「お祭り的」な展開が多く、ファンサービスや過去作オマージュが前面に出ました。
その一方で短い話数で多くの要素を詰め込んだため、設定や伏線の消化不良、物語の積み重ね不足が批判の的となりました。 - 制作側の狙いと受け手のギャップ
制作側は「ジオンの美学」や「新しい解釈」「お祭り映画的な盛り上がり」を狙った一方、従来のガンダムに求められる重厚なテーマ性やリアリズムを期待したファンとの間に大きなギャップが生まれました。
『ジークアクス』の「ひどい」評価は、様々な制作事情が複雑に絡み合い、従来のガンダム像を期待した層との間で大きな齟齬が生じたことが主な要因です。
『ジークアクス』続編や第2期について
テレビアニメは2025年4月から6月まで放送され6月24日に最終回を迎えていますが、物語には多くの謎や伏線が未回収のまま残っています。
そのためファンの間では「続編や劇場版が制作されるのでは」という期待も高まっています。
特に6月28日に予定されている主要キャスト・スタッフ登壇の舞台挨拶が、続編発表の場になるのでは?と注目されています!
今後の公式発表やイベント情報に注目しましょう!
『ジークアクス』ファンの反応まとめ
結局俺達は、最初からハッピーエンドを見せられていたということか。#ジークアクス #GQuuuuuuX pic.twitter.com/8Ax2j4Uzx9
— いとーT[最近はペーパークラフト作家] (@itoht2) June 24, 2025
『機動戦士ガンダム ジークアクス』の最終回について、ファンの反応を以下でまとめました。
・スタジオカラー入ってるからか、ガンダムがエヴァに見える時があった
・女主人公はもうやめてほしい
・ジークアクスとしての物語が見たかったのに、終始初代ガンダムらしき何かを見せられてて微妙だった
・結局シュウジは何者だった?
・ジークアクスでのヒゲマンという人物像の作り込みは良かった
・ガンダム達が戦ってるのは迫力があって面白かった
・ここまでちゃんと賛と否が分かれてるアニメはなかなかない
・そもそもシャアはララァをかばったりするような男ではない
・ジークアクス映画館で全話公開してほしい
・「機動戦士ガンダム」を壊さずにオマージュしたいい作品だったと思う
・ジークアクスは見るだけ時間損した気分
・令和の時代に初代ガンダムを見ていた世代はもちろん、幅広い世代が熱くなれる内容で素晴らしかった
・全力でパラレル同人誌やってくれて感動した
・令和の凝縮したタイパアニメ
・多くを語られず、余韻や余白を残してくれたほうが妄想が捗る
・ジークアクスは色々だいぶ端折られてるから、ちょっとしたことが伏線や謎だと思ってしまう
このように『ジークアクス』最終回は、ファンサービスや歴代キャストの登場、ハッピーエンドを評価する声と、謎や伏線の未回収、ギャグ要素への違和感など批判的な意見が入り混じる、まさに賛否両論のエンディングとなりました。
まとめ
今回は『[ジークアクス]最終回がひどい・つまらないと言われる理由7選!続編は?』について紹介しました。
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』最終回がひどいと言われる理由7選!
1. 積み重ねのなさ・物語の薄さ
2. キャラクターへの共感・感情移入の困難さ
3. 伏線・設定の投げっぱなし
4. メタ要素・悪ふざけ・ファンサービス過剰
5. 作品としての方向性・テーマ性の薄さ
6. ハッピーエンドへの違和感
7. 初代キャストの起用・演出への不満
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』「ひどい」評価に至った制作事情
・サンライズ×スタジオカラーの共同制作による実験的手法
・一年戦争IF世界線という大胆な設定
・デザイン・演出面での強いアレンジ
・宇宙世紀パラレルの「お祭り感」と消化不良
・制作側の狙いと受け手のギャップ
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』続編や第2期について
2025年6月時点で、『機動戦士ガンダム ジークアクス』の続編や第2期に関する公式発表はありません。
▶『機動戦士ガンダム ジークアクス』ファンの反応まとめ
『ジークアクス』最終回は、ファンサービスや歴代キャストの登場、ハッピーエンドを評価する声と、謎や伏線の未回収、ギャグ要素への違和感など批判的な意見が入り混じる、まさに賛否両論のエンディングとなりました。
最後までご覧いただきありがとうございました!