フジテレビ系列で1974年から毎年生放送されている「FNS歌謡祭」は、豪華アーティストの出演や生演奏、コラボ企画が多いなどの特別感が魅力の大型音楽番組です。
日本の音楽番組の中でも長い歴史と高い知名度を持つ特別番組ですが、近年つまらなくなったという声が多く挙がっています。
そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!
▶「FNS歌謡祭」つまらないと言われる理由7選!
▶「FNS歌謡祭」視聴率低迷下の理由
▶「FNS歌謡祭」今後の番組存続について
「FNS歌謡祭」つまらないと言われる理由7選!
さっそく、「FNS歌謡祭」が近年つまらないと言われる理由について見ていきましょう!
1.出演アーティストの偏り
2.番組構成の変化・演出の劣化
3.生演奏の減少・コラボの質低下
4.歌唱力の低い出演者
5.過去映像の使い回し
6.番組自体のマンネリ化と視聴率低迷
7.韓国アーティストの増加や日本らしさの希薄化
主にこのような理由が挙げられます。
以下でさらに詳しく見ていきましょう!
1.出演アーティストの偏り
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに出演アーティストの偏りがあります。
具体的には、以下のような点が指摘されています。
▶特定の事務所やジャンルに偏ったラインナップ
毎年ジャニーズ系やK-POPなど一部の人気グループや事務所所属アーティストの出演が多く、視聴者から「毎回同じような顔ぶれ」「幅広い世代やジャンルのアーティストが少ない」といった不満が上がっています。
▶多様性の不足による新鮮味の欠如
昔は演歌やロック、ポップスなど幅広いジャンルのアーティストが出演していたのに対し、近年は若年層向けや話題性重視のアーティストが中心となり、音楽ファンから「本当に聴きたい実力派やレジェンド枠が減った」と感じられています。
▶出演辞退やブッキング難航の影響
フジテレビの経営難やスポンサー離れなどの影響で、出演アーティストのブッキングが難しくなり、豪華なラインナップを揃えられなくなっている可能性も指摘されています。
このような出演アーティストの偏りが、番組の多様性や新鮮味を損ない、「つまらない」と感じる視聴者を増やす要因となっています。
2.番組構成の変化・演出の劣化
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに、番組構成の変化や演出の劣化が挙げられます。
▶コンテストからライブコンサート形式への転換
1990年までの賞レース形式から、1991年以降はコンサート形式に変更されました。
これにより競争やドラマ性が減り、イベントとしての緊張感や特別感が薄れたと感じる視聴者が増えました。
▶コラボレーション中心の構成へのシフト
2005年以降アーティスト同士のコラボや複数回の登場が増加し、目新しさを狙った構成が定着。
しかし毎年似たようなコラボが続くことで「新鮮味がない」「本来の持ち味が発揮されていない」との声もあります。
▶2DAYS方式・長時間化によるメリハリのなさ
2015年からは2週連続放送(2DAYS方式)が恒例化し、放送時間も8~9時間と非常に長くなりました。
これにより番組全体のテンポが悪くなり、ダレ場が増えたと指摘されています。
▶演出や司会のリニューアルが裏目に
近年のリニューアルで司会者や演出が変わりましたが、「従来の雰囲気や一体感がなくなった」「司会進行がぎこちない」と感じる視聴者もいます。
こうした構成や演出の変化・劣化が、かつてのFNS歌謡祭にあった「特別な一夜」という期待感やライブ感を損ない、「つまらない」と感じる視聴者を増やす要因となっています。
3.生演奏の減少・コラボの質低下
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに、生演奏の減少やコラボの質の低下があります。
▶生演奏の減少
かつてのFNS歌謡祭は「生演奏」に強いこだわりがありましたが、近年はコスト削減や制作体制の変化、出演アーティストの増加などの影響で、生演奏の場面が減少し、カラオケ音源や事前収録が増えています。
これにより「本物の音楽の感動が薄れた」「ライブならではの緊張感や臨場感がない」と感じる視聴者が多くなっています。
▶コラボの質の低下
FNS歌謡祭は他局の音楽特番と差別化するため、アーティスト同士のコラボレーションを多く取り入れてきました。
しかし最近は、話題性や事務所の都合を優先した「無理やり感のある組み合わせ」や、楽曲やアーティストの個性が十分に活かされていないコラボが増え、「新鮮味がない」「感動が薄い」といった評価が目立っています。
▶制作費や体制の影響
度重なるスポンサー離れや広告収入の減少により、制作費が削減されていることも、質の高い生演奏や豪華なコラボを維持できなくなっている背景にあります。
こうした生演奏の減少とコラボの質の低下が、FNS歌謡祭の魅力を損ない、「つまらない」と感じる視聴者を増やす大きな要因となっています。
4.歌唱力の低い出演者
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに、歌唱力の低い出演者の増加があります。
▶歌唱力の差が目立つ
生歌中心のライブ形式であるため、歌唱力の高いアーティストとそうでないアーティストの差がはっきりと現れます。
特にアイドルグループなどで歌唱力が十分でないメンバーが多いと、視聴者から「放送事故のようだ」「聴いていてつらい」といった厳しい評価が出ることがあります。
▶グループ内の歌唱力格差
乃木坂46など一部の人気グループでは、歌唱力の高いメンバーとそうでないメンバーの差が大きく、コラボやバックコーラスで音程が不安定になる場面が指摘されています。
これが「歌唱力不足でコラボに呼ばれにくくなった」という批判につながっています。
▶視聴者の期待とのギャップ
長時間の特番で多くのアーティストが出演するため、歌唱力よりもビジュアルや話題性重視の出演者が増え、音楽ファンから「歌が上手い人だけで構成してほしい」という声が根強くあります。
▶過去の炎上や批判
過去には歌唱力の差が原因で炎上したケースもあり、視聴者の不満が積み重なって「もうやらなくていい」という厳しい意見も出ています。
このように、歌唱力の低い出演者の存在やグループ内の実力差が視聴者の不満となり、番組の「つまらなさ」を感じさせる大きな要因となっています。
5.過去映像の使い回し
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに、過去映像の使い回しがあります。
▶過去の名場面やアーカイブ映像の多用
近年のFNS歌謡祭では、番組内で歴代の名シーンや過去のコラボ歌唱シーン、秘蔵映像などを繰り返し放送する傾向が強まっています。
これにより「新しいライブパフォーマンスを期待していたのに、過去映像ばかりで物足りない」「感動やワクワク感が薄れる」といった不満の声が増えています。
▶ライブ感・特別感の損失
過去映像の割合が増えることで、その年ならではの生演奏や新規コラボの特別感が損なわれ、「わざわざリアルタイムで見る意味がない」と感じる視聴者も少なくありません。
▶制作費や体制の影響
新規収録や大規模な生演奏のコスト削減のため、過去映像を活用するケースが増えているとも指摘されています。
このように、新規ライブやコラボの減少と過去映像の使い回しが、番組の鮮度やライブ感を損ない、「つまらない」と感じる大きな要因となっています。
6.番組自体のマンネリ化と視聴率低迷
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに、番組自体のマンネリ化と視聴率低迷があります。
▶長年続く伝統番組ゆえのマンネリ化
1974年の開始以来、基本的な構成や演出が大きく変わらず、出演アーティストや企画も似通ったものが多いため、視聴者に新鮮味が感じられず「毎年同じパターンで飽きた」という声が多くなっています。
▶視聴率の継続的な低下
2000年代初頭は20%前後の高視聴率を維持していましたが、2010年代以降は10〜15%台に落ち込み、近年はさらに低迷して2024年春の放送中止にもつながっています。
▶視聴率低迷が制作費やスポンサー離れを招く悪循環
視聴率の低下により広告収入が減少し、スポンサーが離れることで制作費が削減され、結果として番組の質が落ちてさらに視聴者離れが進むという悪循環に陥っています。
▶若者のテレビ離れと動画配信サービスの台頭
YouTubeやNetflixなどの普及により、特に若年層のリアルタイムテレビ視聴が減少。
SNSでの話題性も薄く、視聴者の関心を引きにくくなっています。
▶口パク疑惑などのイメージ低下
2014年には口パク疑惑がネットや芸能人のツイートで話題になり、番組の信頼や魅力を損なう一因となりました。
これらの要因が複合的に絡み合い、FNS歌謡祭の視聴率低迷とマンネリ化を招き、「つまらない」と感じる視聴者が増えているのです。
7.韓国アーティストの増加や日本らしさの希薄化
FNS歌謡祭が「つまらない」と言われる理由の一つに、韓国アーティストの増加や日本らしさの希薄化があります。
▶韓国アーティストの出演増加
近年のFNS歌謡祭では、aespa、LE SSERAFIM、NewJeans、Stray Kids、東方神起、TREASURE、ENHYPEN、RIIZE、ILLITなど、K-POPや韓国出身のアーティストが多数出演しています。
2024年・2025年も第1夜・第2夜ともに複数の韓国アーティストがラインナップされ、日韓コラボや韓国からの中継パフォーマンスも目立っています。
▶日本らしさの希薄化
こうした韓国勢の増加により、「日本の音楽番組なのに日本のアーティストの出番や存在感が薄くなっている」「日本独自の音楽文化や伝統が感じられない」といった不満が一部の視聴者から上がっています。
▶番組のグローバル化と視聴者層の分断
番組側はグローバルな音楽トレンドを反映し、若年層やK-POPファンを意識したラインナップを強化していますが、従来の視聴者や日本の音楽ファンからは「昔のような日本らしさや幅広い世代が楽しめる構成が失われている」と感じられています。
このように、韓国アーティストの出演増加や日本独自の音楽色の希薄化が、FNS歌謡祭の「つまらなさ」や違和感につながっているという声が目立っています。
「FNS歌謡祭」視聴率低迷下の理由
FNS歌謡祭の視聴率は、1970〜80年代は30%超の高視聴率を記録していましたが、近年は10%を下回ることが多くなっています。
FNS歌謡祭の視聴率が低迷している主な理由は、以下のようにまとめられます。
- 若者のテレビ離れと視聴習慣の変化
YouTubeやNetflixなどの動画配信サービス利用が拡大し、特に若年層がテレビをリアルタイムで視聴しなくなっています。 - SNSの影響と話題性不足
番組内容がSNSで話題になりにくく、拡散力が弱まっているため、リアルタイムで視聴する動機が減少しています。 - リアルタイム視聴の減少と録画視聴の定着
「録画で見ればいい」という考えが定着し、リアルタイムでの視聴率が下がっています。 - 広告収入の減少と制作費削減
視聴率低下が広告収入減につながり、制作費が削減されることで番組の質も低下し、さらに視聴率が下がるという負のスパイラルが生じています。 - スポンサー離れ
視聴率の低迷やフジテレビの経営問題により、スポンサーが離れ、番組の制作体制が維持できなくなっています。 - 番組内容への不満(例:口パク疑惑)
出演アーティストの「口パク」疑惑がネット上で話題となり、視聴者の不信感や興味低下を招いています。 - 音楽番組自体の縮小傾向
業界全体で音楽番組の数が減少し、競争が激化していることも背景にあります。
これらの要因が複合的に絡み合い、FNS歌謡祭の視聴率は年々低下しています。
「FNS歌謡祭」今後の番組存続について
2025年7月2日には「FNS歌謡祭 夏」が4時間半の生放送で実施され、相葉雅紀さんと井上清華アナウンサーが司会を務め、多数の人気アーティストが出演しました。
現時点で「FNS歌謡祭」が終了・打ち切りとなる公式発表はなく、今後もフジテレビの大型音楽特番として継続される見通しです。
まとめ
今回は『FNS歌謡祭がつまらないと言われる理由7選!視聴率低迷下はなぜ?』について紹介しました。
▶「FNS歌謡祭」つまらないと言われる理由7選!
1.出演アーティストの偏り
2.番組構成の変化・演出の劣化
3.生演奏の減少・コラボの質低下
4.歌唱力の低い出演者
5.過去映像の使い回し
6.番組自体のマンネリ化と視聴率低迷
7.韓国アーティストの増加や日本らしさの希薄化
▶「FNS歌謡祭」視聴率低迷下の理由
1.若者のテレビ離れと視聴習慣の変化
2.SNSの影響と話題性不足
3.リアルタイム視聴の減少と録画視聴の定着
4.広告収入の減少と制作費削減
5.スポンサー離れ
6.番組内容への不満(例:口パク疑惑)
7.音楽番組自体の縮小傾向
▶「FNS歌謡祭」今後の番組存続について
「FNS歌謡祭」は、今後も番組存続が決定しており、2025年も例年通り放送されています。
最後までご覧いただきありがとうございました!