ディズニー映画の原点であり、世界初の長編アニメーション作品として長年愛されてきた「白雪姫」。
この実写映画の詳細が発表されるたびに、炎上が相次いでいます。
ファンの期待が高い作品であるにもかかわらず、なぜ批判が集まってしまうのでしょうか?
海外でも「白雪姫」の実写化に対する反応はさまざまで、炎上の背景には文化的な違いも関係しているかもしれません。
今回は「白雪姫」の実写版でなぜ炎上が起こっているのか、詳しく解説していきます。
白雪姫の実写はなぜ炎上を繰り返すのか?

ディズニーの実写版「白雪姫」は、公開前から多くの注目を集め、そのたびに批判を受けています。
主な炎上の理由は以下の通りです。
1.キャスティングに問題あり
そもそもキャスティングに問題があるのではないか、という指摘が多くあります。
白雪姫の肌が『白く』ない!?
主人公・白雪姫役のレイチェル・ゼグラーの肌の色を指摘し、「白雪姫にふさわしくない!」という意見が目立ちました。
ディズニー白雪姫実写映画で主人公が白くないのは流石にキャスティング可笑しくない?
— 3LDK (@purechan6972) December 16, 2024
リトルマーメイドはまだ海物語だから、ちょっと日焼けしてるよねでかろうじて許してるけど、白雪姫は無いよこれ。
なんでも差別とかジェンダーとか、やり過ぎは良くない😤 pic.twitter.com/g4IvhQitvP
ディズニーの白雪姫と聞いて誰もが思い浮かべる外見要素といえば、
- 肌の色:雪のように白い肌
- 髪の色:グリム童話の原作に基づいた黒い髪
- リップの色:白い肌が映える真っ赤な唇
- 頬の色:バラ色の頬
これらが挙げられるのではないでしょうか。
今回実写版『白雪姫』の白雪姫役をつとめるレイチェル・ゼグラーは、米ニュージャージー州出身で、コロンビア人の母を持つ俳優です。
その肌の色は『健康的なブロンズカラー』。
これは『雪のように白い肌』という白雪姫のイメージとはかけ離れたものです。
『7人の小人』ではなく、『摩訶不思議なクリーチャー』?
また、主役の白雪姫だけでなく、ストーリーの重要キャラである『7人の小人』にも批判が相次いでいます。
実写版『白雪姫』では、『7人の小人』ではなく『摩訶不思議なクリーチャー』として描かれると話題に上がりました。
『摩訶不思議なクリーチャー』は、
1人の小人症の俳優と6人の平均身長の俳優(男性6人、女性1人)で構成されています。
さまざまな民族の俳優が起用されており、多様性を表現しているとのことでした。
しかし状況は一変!!
なんと多方面からの抗議の結果、『7人の小人』をCGで表現することに収まったようです。
アニメーション版でも人気のキャラクターが無事出演することになったので、この点は一安心ですね。
2.主演女優の発言が攻撃的
炎上理由はキャスティング以外にもあります。
主演女優 レイチェル・ゼグラーの攻撃的な発言にも批判が殺到しています。
「オリジナルのアニメ版は嫌い」と発言。
「あのアニメは文字通り彼女をストーキングする男とのラブストーリーに焦点が当てられている。すごい変! だから今回はそういう話にしていない」と語っていた。
引用:ELLE
これはディズニーアニメファンを完全に敵に回す発言ですね・・・。
純朴で無垢なイメージが強い白雪姫なだけに、ディズニーファンたちの落胆の声が後を絶ちません。
海外の反応は?
映画の公開は当初アメリカで2024年3月22日を予定していたのが、1年延期になりました。
これは主に『1.キャスティングに問題あり』にまとめた内容が原因となっているようです。
しかし実写リメイク版である7人の小人が公開された後も、ネット上では批判の嵐となっています。
・7人の小人が不気味すぎる・・・
・『摩訶不思議なクリーチャー』に起用されていた俳優たちはどうなったのか
・AIで作られたもののように見える
海外のSNSやメディアでも、日本と同様に批判的な反応が大多数のようです。
まとめ
今回は『白雪姫の実写はなぜ炎上を繰り返すのか?海外の反応は?』についてお話しました。
白雪姫の実写が炎上を繰り返す理由は以下の通りでした。
1.キャスティングに問題がある
2.主演女優の発言が攻撃的すぎる
また、海外の反応も日本と同様批判的なものが相次いでいました。
しかしディズニーアニメとはまた違う、現代版にアップデートされた『白雪姫』の内容にも注目です。
日本では2025年3月20日(木)に公開予定ですが、まだまだ話題には上がりそうですね。