ガントレットマッチとは何?ルールや他の特殊試合形式との違いは?

ガントレットマッチとは何?ルールや他の特殊試合形式との違いは? エンタメ


プロレスにおける特殊な試合形式のひとつ「ガントレットマッチ」って何?と疑問を持った方も多いようです。

「ガントレットマッチの具体的なルールや進行方法は?」
「他の特殊試合形式とどう違う?」


など、気になっている方も多いですよね。


そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること


【ガントレットマッチ】ルールや進行方法について

【ガントレットマッチ他の特殊試合形式との違い

【ガントレットマッチ有利・不利な順番や戦略

過去の有名なガントレットマッチの事例



【ガントレットマッチ】ルールや進行方法について


さっそく、「ガントレットマッチ」のルールや進行方法について見ていきましょう!

ガントレットマッチは「勝ち抜き戦」の一種で、次々と現れる相手を倒し続けて最後まで残った者が勝利となる試合形式です。


「ガントレットマッチ」とは、プロレスにおける特殊な試合形式の一つで、基本的なルールは以下の通りです。

基本的なルール


・最初に2組(または2人)が通常の試合を行い、勝者が次の挑戦者(またはチーム)と連続して対戦します。

・この流れを繰り返し、最後まで勝ち残った選手やチームが最終的な勝者となります。


この形式は、シングルマッチやタッグマッチ、6人タッグマッチなど、さまざまなバリエーションで行われます。

たとえば6人タッグのガントレットマッチでは、2チームで試合を行い、勝ったチームが次のチームと対戦し最終的に残ったチームが勝者となります。

アメリカの一部団体では「ガントレットマッチ」と呼ばれるものが、時間差バトルロイヤル(ロイヤルランブル形式)を指す場合もありますが、日本では主に上記のような連戦勝ち抜き方式を指します。

【ガントレットマッチ】他の特殊試合形式との違い


ガントレットマッチと他の特殊試合形式の主な違いは、「勝ち抜き方式」にあります。

以下の表で代表的な特殊試合形式と比較してみましょう。

試合形式ルール・特徴
ガントレットマッチ2組(または2人)で開始し、勝者が次の相手と連続で対戦。
最後まで勝ち残った者(チーム)が勝利
ランバージャックマッチリング周囲にセコンドが配置され、場外に出た選手を強制的にリングに戻す。
セコンドの介入も見られる
ニュージャパンランボーバトルロイヤル形式。
一定時間ごとに選手が追加され、最後までリングに残った選手が勝利
ラダーマッチリング中央上のベルトなどをはしごで獲得した選手が勝利。
フォールやギブアップでは決まらない
髪切りマッチ敗者が髪を切るペナルティ付きの試合。
決着は通常のプロレスルール
チェーンデスマッチ選手同士が鎖で繋がれた状態で戦う。
鎖を使った攻撃が可能


ガントレットマッチの特徴は、1組ずつ順番に戦い、勝ち残り続ける必要がある点です。

これに対し、バトルロイヤル系(ニュージャパンランボーなど)複数人が同時に戦い、最後まで残ることが目的です。

ラダーマッチや髪切りマッチ、チェーンデスマッチは決着方法やペナルティ、使用武器などに特徴がありますが「勝ち抜き方式」ではありません

【ガントレットマッチ】有利・不利な順番や戦略


ガントレットマッチにおける有利・不利な順番や戦略については、以下のポイントが重要です。

  • 先に出場する選手(またはチーム)は不利
    最初に出る選手は、連戦を強いられるためスタミナやダメージの蓄積が大きくなります
    後から出場する選手はすでに疲れている相手と戦えるため、体力面・コンディション面で有利です

  • 後から出場する選手(またはチーム)は有利
    最後に登場する選手は、1試合だけで済む場合もあり、フレッシュな状態で戦えます

  • 出場順は事前に発表されないことが多い
    どの順番で登場するかはサプライズ要素があり、対戦相手や自身の戦略に影響します

  • 戦略面の工夫
    先に出場する場合は、できるだけ短時間で相手を倒して体力を温存する、ダメージを最小限に抑えるなどの戦い方が求められます。
    逆に後から出場する場合は、相手の消耗を見越して一気に攻める戦略が有効です。

  • ルールや団体によって有利不利が変わる場合も
    例えばAEWのガントレットマッチでは、後から入場する選手を待たずにすぐ試合ができるため、一概に「一番手が不利」とは言い切れないケースもあります


このように基本的には後の順番が有利で、先に出るほど不利という傾向がありますが、ルールや試合展開によっては例外もあるため柔軟な戦略が重要です

過去の有名なガントレットマッチの事例


過去の有名なガントレットマッチの事例として、以下のような試合が挙げられます。

  • 2025年7月6日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」Aブロック出場者決定ガントレットマッチ
    石井智宏、タイチ、小島聡、チェーズ・オーエンズの4人によるシングル形式のガントレットマッチが開催され、勝者がG1出場権を獲得する重要な一戦となりました。
    各選手が1対1で順番に戦い、最後まで勝ち残った選手が勝者となる形式でした

  • 2025年1月5日 東京ドーム「WRESTLE DYNASTY」第1試合 ルチャ・ガントレットマッチ
    8人参加のルチャ・ガントレットマッチが行われ、石森太二がエル・デスペラードを破って勝利しました。
    多人数が参加するバトルロイヤルに近い形式で、ジュニアやルチャの選手が次々登場する華やかな試合でした

  • 1月5日 東京ドーム大会 NEVER無差別級6人タッグ選手権 ガントレットマッチ
    真壁刀義&矢野通&田口隆祐組を含む4チームが参加し、勝ち抜き方式で王座を争いました。
    6人タッグのガントレットマッチは新日本プロレスのビッグイベントで定番となっています


これらの試合は、タイトル挑戦者決定戦や王座戦、ビッグイベントのオープニングなど、重要な局面でガントレットマッチ形式が採用されていることが特徴です。

まとめ


今回は『ガントレットマッチとは何?ルールや他の特殊試合形式との違いは?』について紹介しました。


【ガントレットマッチ】ルールや進行方法について
 ガントレットマッチは「勝ち抜き戦」の一種で、次々と現れる相手を倒し続けて最後まで残った者が勝利となる試合形式です。

【ガントレットマッチ他の特殊試合形式との違い
 ガントレットマッチの特徴は、1組ずつ順番に戦い、勝ち残り続ける必要がある点です。
 これに対し、バトルロイヤル系(ニュージャパンランボーなど)は複数人が同時に戦い、最後まで残ることが目的です。
 ラダーマッチや髪切りマッチ、チェーンデスマッチは決着方法やペナルティ、使用武器などに特徴がありますが「勝ち抜き方式」ではありません。

【ガントレットマッチ有利・不利な順番や戦略
 基本的には後の順番が有利で、先に出るほど不利という傾向がありますが、ルールや試合展開によっては例外もあるため柔軟な戦略が重要です

過去の有名なガントレットマッチの事例
 ・2025年7月6日 新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」Aブロック出場者決定ガントレットマッチ
 ・2025年1月5日 東京ドーム「WRESTLE DYNASTY」第1試合 ルチャ・ガントレットマッチ
 ・1月5日 東京ドーム大会 NEVER無差別級6人タッグ選手権 ガントレットマッチ


最後までご覧いただきありがとうございました!

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