グリコがタイのアイス事業から年内撤退で日本国内の販売はどうなる?

グルメ


グリコ(江崎グリコ)は、タイ国内におけるアイスクリーム事業から2025年末をもって撤退すると正式に発表し注目を集めています!

「日本国内のグリコのアイス事業はどうなるの?」
「タイで終了する理由は?」


など、気になっている方も多いですよね。


そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること


日本国内のグリコのアイス事業について

タイでグリコがアイス事業を撤退させる理由

グリコの海外事業の方向性



日本国内のグリコのアイス事業について


暑すぎる季節に無くてはならないアイスですが、日本国内のグリコのアイス事業はどうなってしまうのでしょうか?

日本国内のグリコのアイスクリーム事業撤退ではなく、あくまでタイ市場のみが対象です。


グリコのアイス事業撤退はタイ国内限定の動きであり、日本国内のグリコのアイスクリーム事業はこれまで通り継続されています。

日本のグリコアイス事業は今後も安定して続くとみて問題ありません

日本でのグリコアイスの販売状況や今後の方針

アイスの実もセブンティーンアイスもジャイアントコーンも昔から今までずっとお世話になってるけど、本当に今後も食べられるよね??


日本国内でのグリコアイスの販売状況は非常に安定しており、今後も事業継続の方針です!

販売状況や今後の方針


・主力ブランド(ジャイアントコーン、パピコ、SUNAO、セブンティーンアイスなど)は2025年夏も引き続き全国で販売されており、ロングセラー商品として高い人気を維持しています

・2025年3月には「SUNAO Special<バニラ/ラムレーズン/バニラ&クランチ>」などの新商品も発売されており、糖質オフや健康志向など時代のニーズに合わせた新製品開発も積極的です

・価格改定(値上げ)は行われているものの、商品のラインナップ拡充や品質向上を通じてブランド価値を維持しています

・プロモーション・販促活動にも力を入れており、SNSやキャンペーン、万博記念商品などで消費者との接点を強化しています


今後の方針としても、日本市場でのアイス事業を継続・強化し、健康価値やプレミアム志向の商品開発、ブランド力の向上に注力していく姿勢が明確です。

タイでの撤退は日本市場には影響しません。

タイでグリコがアイス事業を撤退させる理由

グリコがタイでアイス事業を撤退させる主な理由は、タイのアイスクリーム市場における競争激化を受けた経営戦略の見直しです。


この決定は、約9年間にわたるタイでのアイスクリーム事業の挑戦に区切りをつけ、選択と集中による成長戦略の一環とされています。

タイでの今後の方針


・アイスクリーム製品は2025年末までに販売を終了し、在庫がなくなり次第、順次取り扱いを終了します

菓子事業(ポッキー、プリッツなど)アーモンドミルク飲料(「アーモンド効果」=現地ブランド「Koka」)など、成長が見込まれる分野に注力します

・菓子や飲料事業は今後もタイ市場で継続し、さらなる成長を目指す方針です

・グリコは健康志向や新しい製品開発にも引き続き取り組み、タイの消費者に満足してもらえる商品を提供し続けるとしています


このようにタイではアイス事業からは撤退しますが、菓子・飲料分野の強化と新製品投入による事業拡大を目指すのが今後の方針です。

タイ国内のアイス事業で有力な企業はどこ?


タイ国内のアイスクリーム事業で人気・有力な企業は以下の通りです。

  • チョムタナー(Chomthana)
    タイの大手アイスクリームメーカーで、国内外で「Cremo」「Iberri」などのブランドを展開しています。
    新鮮なフルーツや多様なフレーバーを使用し、低価格帯の商品が特徴です。
    2019年に中国の乳業大手Yili Group(伊利集団)の傘下となり、さらなる成長が期待されています

  • Mixue Ice Cream & Tea(蜜雪冰城/ミーシュー)
    中国発のフランチャイズで、2023年頃からタイで急速に店舗拡大。
    低価格・高品質なソフトクリームやティードリンクで若者を中心に人気を集めています

  • Dairy Queen(デイリークイーン)
    アメリカ発の老舗ブランドで、タイでも広く展開。
    ソフトクリームやサンデーなどが定番です

  • Swensen’s(スウェンセン)
    アメリカ発祥のアイスクリームパーラーでタイ国内に多数の店舗を持ち、ファミリー層にも人気があります

  • ファストフードチェーン(マクドナルド、KFC、バーガーキングなど)
    これらのチェーンもソフトクリームやアイスデザートを手軽な価格で提供し、幅広い層に支持されています。


このほか、CPグループやセントラルグループなどのタイ大手小売企業もアイスクリーム市場に参入し、競争が激化しています。

グリコの海外事業の方向性


グリコの今後の海外事業の方向性について見ていきます。

グリコの今後の海外事業


・ポッキーをはじめとするグローバルブランドに経営資源を集中し、現地のニーズや文化に合わせた商品展開や価格戦略を重視しています

・健康価値や科学的根拠に基づいた栄養価の高い食品開発にも注力し、子供から大人まで幅広い層に新しい価値を提供することで、持続的な売上・利益成長を目指しています

・現地適応型マーケティングや現地生産・合弁会社設立など、各国の市場特性に合わせた柔軟な事業展開を推進しています

・2025年以降はデジタル・AIの活用によるビジネスモデル進化や、人的資本への投資も強化し、海外事業を成長の牽引役と位置付けています

アイスクリーム事業については競争環境や市場特性を見極めて選択的に展開し、タイのように撤退を決めた市場もありますが、菓子や飲料分野では今後も積極的な拡大を図ります


このように、グリコは海外事業を今後の成長エンジンと位置付け、主力ブランドの強化と健康価値の提案、現地最適化戦略でグローバル展開を加速しています。

まとめ


今回は『グリコがタイのアイス事業から年内撤退で日本国内の販売はどうなる?』について紹介しました。


日本国内のグリコのアイス事業について
 日本国内のグリコのアイスクリーム事業撤退ではなく、あくまでタイ市場のみが対象です。

タイでグリコがアイス事業を撤退させる理由
 グリコがタイでアイス事業を撤退させる主な理由は、タイのアイスクリーム市場における競争激化を受けた経営戦略の見直しです。

グリコの海外事業の方向性
 グリコは海外事業を今後の成長エンジンと位置付け、主力ブランドの強化と健康価値の提案、現地最適化戦略でグローバル展開を加速しています。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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