「迷惑系YouTuber」として全国的に知られるへずまりゅう(本名:原田 将大)氏が、今回2025年7月の奈良市議会議員選挙に無所属新人として出馬し、初当選したことで注目を集めています。
「炎上も逮捕歴もある迷惑系YouTuberが当選できたのはなぜ?」
「迷惑系YouTuberから選挙に出ようと思った経緯は?」
「へずまりゅうは具体的に過去に何をしていたの?」
など、気になっている方も多いですよね。
そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!
▶へずまりゅう氏当選の理由
▶へずまりゅう氏が出馬するまでの経緯
▶へずまりゅう氏の経歴・過去の迷惑行為・逮捕歴の詳細
へずまりゅう氏が当選した理由
【当選確実】
— へずまりゅう (@hezuruy) July 20, 2025
皆様ありがとうございます。
へずまりゅう奈良市議会議員選挙当確しました。 pic.twitter.com/O3f5L9WA41
2025年7月の奈良市議会議員選挙に無所属新人として出馬したへずまりゅう氏は、8,200票を獲得して初当選を果たしました。
へずまりゅう氏が奈良市議選で当選した主な理由は、以下の点に集約されます。
- 高いSNS発信力と知名度
へずまりゅう氏は元「迷惑系YouTuber」として全国的に高い知名度があり、SNSでの影響力を駆使して多くの市民に訴求できたことが大きな要因です。 - 具体的かつ分かりやすい公約
「奈良公園の鹿を外国人から守る」
「外国人問題への取り組み」
「メガソーラー建設反対」
など、はっきりしたテーマで市民にアピールしました。
また、ごみ箱や防犯カメラ設置など即効性のある公約も掲げ、生活実感に根ざした訴えが幅広い層から支持を集めました。 - 鹿保護など地域密着型の地道な活動
へずまりゅう氏は実際に奈良公園でシカ保護のパトロール活動を行うなど、地域での具体的な実績をアピールし、市民との距離の近さを強調しました。 - 「迷惑系」からの更生アピールと一種の話題性
かつての迷惑行為を反省し、現在は「更生して日本を明るくする活動をしている」「奈良の問題解決に取り組む」といった姿勢の変化も、一定の評価や興味を集めた要素とみられます。 - 外国人問題など時勢を捉えた主張
特に保守的・排外的な安全安心ニーズや、「土地・自然保護」「外国資本・外国人対策」といったテーマが一部有権者の関心と合致しました。
このようにSNS発信力・知名度の高さ、分かりやすい公約、地域密着型の活動、迷惑系からの更生アピール、現実的な地域問題への取り組み姿勢などが複合的に作用し、へずまりゅう氏の当選につながったと考えられます。
具体的な政策や公約内容は?
奈良市議会議員選挙明日が投票日です。
— へずまりゅう (@hezuruy) July 19, 2025
へずまりゅうに投票お願いします。
自分はこの一年間鹿さんをお守りして参りました。
言葉ではなく行動で示しました。
必ずトップ当選します。 pic.twitter.com/wYo4JxzPPp
へずまりゅう氏の奈良市議選で掲げた具体的な政策や公約内容は以下の通りです。
1.奈良公園の鹿を外国人観光客の暴力や危害から守る
奈良公園で増加する外国人観光客による鹿への暴力行為への対策を訴え、鹿保護のパトロール活動や、監視・行政のパトロール体制強化を主張。
2.市民と動物を守るための安全対策強化
「外国人から鹿と市民を守る」と明確に訴え、市民の安心安全確保を軸に据えた方針を掲げていました。
3.地域の環境・景観対策
ゴミ箱設置やごみ問題の改善、防犯カメラの設置推進により、観光地の美化と治安強化を提案。
4.大規模メガソーラー建設の反対
奈良の自然や景観、住環境への悪影響を懸念し、「メガソーラー建設反対」を主要政策の一つと位置づけていました。
5.SNSや動画配信による情報発信と市民とのコミュニケーション
自身のSNS発信力や知名度を活用し、住民の意見を集め、市政に反映させることも公約としています。
これらの地域に根ざした分かりやすい政策や、奈良ならではの論点(鹿・観光・治安・自然保護など)を前面に打ち出すことで、多くの有権者の関心を集めました。
へずまりゅう氏を支持した層は?
へずまりゅう氏を支持した層は、主に以下の特徴があります。
▶若年層・ネット世代
へずまりゅう氏は「迷惑系ユーチューバー」としての高い知名度と、SNS総フォロワー80万人以上という圧倒的な発信力を活用し、若者やネットに親しみのある世代から強い支持を集めました。
▶無党派層・新しいタイプの政治家を求める層
従来の政党や伝統的な政治家ではなく、現場感覚や実行力、SNSで直接発信する姿勢を評価した無党派層からの支持が多かったとみられます。
▶奈良の鹿や自然・治安に関心の高い地元市民
「奈良公園の鹿を守る」「外国人による鹿への暴力対策」「ごみ箱設置・メガソーラー反対」など、地元密着の課題を掲げる姿勢に共鳴した地域住民(特に奈良公園周辺の暮らしや安全に関心が高い層)が多く票を投じたと考えられます。
▶炎上や過去の逮捕歴を「更生・再挑戦」と見る層
話題性や「一度失敗してもやり直せる」「改心した姿に期待」といった見方をする層も存在し、「既存の政治家とは違う」「面白そう」と新しさを支持理由に挙げる声もみられました。
このように、SNS・ネット世代、無党派層、現場主義や鹿・地域の安全を重視する市民層、加えて「変化や話題」を歓迎する層が、へずまりゅう氏の当選を後押しした主な支持層となっています。
へずまりゅう氏が出馬するまでの経緯
奈良市議会議員選挙の活動最終日です。
— へずまりゅう (@hezuruy) July 19, 2025
へずまりゅうは誰よりも外国人問題に取り組んで参りました。
無所属新人最年少として誰よりも明るく元気で頑張ります。 pic.twitter.com/xOZROToJIf
へずまりゅう氏が奈良市議選に出馬するまでの経緯は、以下のとおりです。
▶きっかけは奈良公園の鹿をめぐる問題
2024年7月ごろ、中国人とみられる人物が奈良公園の鹿を蹴る動画がネット上で炎上し、これをきっかけに「奈良で政治に携わろう」と決意しました。
当初は東京から奈良まで通い活動していましたが、2025年1月には奈良市に移住。
本格的に朝から夕方まで奈良公園で鹿を守るパトロール活動を続けてきました。
▶YouTuberから政治活動への転身
「迷惑系YouTuber」として逮捕歴もある過去から「更生」や「社会貢献」の思いが強まり、地元での地道な活動を通して「古き良き奈良を守りたい」と考えるようになりました。
▶議員を目指した理由・経緯
へずまりゅう氏は「政治を一から学びたい」「組織の色に染まらずに自分の意見を発信したい」とし、党からのオファーも断り無所属で出馬を表明。
知名度やSNSでの拡散力、自身の影響力を活かして奈良の課題を直接訴えていく姿勢を示しました。
へずまりゅう氏の過去の出馬歴
へずまりゅう氏の過去の出馬歴をまとめました。
年 | 選挙名 | 地域 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2021 | 参議院山口選挙区補欠選挙 | 山口県 | 落選 | 初の主要選挙出馬。注目を集めるも当選ならず。 |
2023 | 東京都豊島区議会議員選挙 | 東京都豊島区 | 落選 | 都市部での地方議会挑戦。 |
2024 | 東京都知事選(出馬表明のみ) | 東京都 | 直前辞退 | 実際には出馬せず。 |
2025 | 奈良市議会議員選挙 | 奈良県奈良市 | 当選 | 3度目の挑戦で初当選を果たす。過去最多の立候補者数の中で当選。 |
迷惑系YouTuberとしての活動ののち、全国各地で複数回選挙挑戦し、勤務・移住を経て奈良で地方議員としてのスタートを切りました。
へずまりゅう氏は奈良県出身?
もともと山口県で生まれ育ち、その後YouTuberとして活動していましたが、奈良市議選に立候補するために2024年から奈良市に移住しました。
奈良公園でのシカ保護活動など地域密着の活動を始め、奈良市に拠点を移してからは「奈良を愛し、奈良のために行動する」とアピールしています。
へずまりゅう氏の経歴(過去の迷惑行為・逮捕歴の詳細)
へずまりゅうのヤバすぎる過去💥💥
— どぱちゃん (@dopadopao) July 19, 2025
①首里城再建の寄せ書きに落書き
②会計前の商品を食べ有罪判決
③下校途中の中学生にいきなり大声を出しながら接近し、カメラ撮影
鹿だけしかやってないですが、地方政治はこのへずまりゅうにお任せください!www#奈良市議会議員 #奈良市議会議員選挙 pic.twitter.com/YZ3WuhrKXm
ここではへずまりゅう氏の経歴・過去の迷惑行為・逮捕歴の詳細について見ていきます。
へずまりゅう氏のプロフィール
へずまりゅう氏のプロフィールは以下のとおりです。
本名 | 原田 将大(はらだ しょうた) |
生年月日 | 1991年5月9日(34歳/2025年現在) |
出身地 | 山口県防府市 |
身長/体重 | 181cm/128.3kg |
血液型 | O型 |
学歴 | 山口県鴻城高校 徳山大学(現・周南公立大学)レスリング部で活躍。インターハイ・国体出場経験あり |
職歴 | 新日鉄住金→日本製紙で正社員勤務。 スーパー正社員やアルバイトなど、転職を繰り返す。 |
YouTuber時代 | 「迷惑系YouTuber」として全国的に有名。 ドッキリや突撃など過激な動画で複数の逮捕歴あり。 |
その他特徴 | 活動アカウントBANや炎上を繰り返す。 SNS総フォロワー80万人以上。 |
へずまりゅう氏の過去の迷惑行為
へずまりゅう氏(原田将大)が過去に行った迷惑行為は、主に「動画の話題作り」を目的とした過激な行動や違法行為が中心で、複数の逮捕歴とともに社会的物議を醸しました。
主な迷惑行為は以下の通りです。
▶スーパーで会計前の魚の切り身を食べる(窃盗罪)
2020年5月、愛知県岡崎市のスーパーで魚の切り身を会計前に食べてその様子を動画撮影。
これが発覚し、警察に逮捕された。
▶アパレル店への威力業務妨害・信用毀損
同年5月、大阪市内の洋服店(有名ブランドショップ)で「このTシャツは偽物だろ」と店側に詰め寄り、購入時の様子ややり取りを撮影しYouTubeで公開。
これが営業妨害・信用毀損とされて逮捕。
▶大学部室での窃盗(母校でのシューズ窃盗)
2016年11月、自身の母校の徳山大学レスリング部の部室に侵入し、男子学生3人のレスリングシューズ3足(時価計3万円相当)を盗んだ容疑で逮捕された。
▶その他の迷惑行為
全国各地で飲食店や店舗に無断で撮影突撃や嫌がらせを繰り返し、複数回警察に通報・逮捕されている。
店内や街頭での過激な行動がしばしば問題視された。
▶最新の事例(暴行トラブル未遂)
2024年12月には奈良公園で鹿に暴力をふるった外国人を注意する際、相手側ともみ合いとなり流血沙汰に発展、暴行罪で逮捕されそうになったトラブルも発生している。
報道などによると、逮捕は通算6回にのぼり、実際に窃盗や威力業務妨害などで有罪判決(執行猶予付き)を受けています。
このように、過激な動画撮影のために店舗等で迷惑・違法行為を繰り返していたことと、その結果としての多数の逮捕歴・刑事罰が、へずまりゅう氏の「迷惑系YouTuber」としての主な特徴です。
まとめ
今回は『へずまりゅうの当選はなぜ?炎上や逮捕歴があっても勝てた理由とは?』について紹介しました。
▶へずまりゅう氏当選の理由
SNS発信力・知名度の高さ、分かりやすい公約、地域密着型の活動、迷惑系からの更生アピール、現実的な地域問題への取り組み姿勢などが複合的に作用し、へずまりゅう氏の当選につながったと考えられます。
▶へずまりゅう氏が出馬するまでの経緯
2024年7月ごろ、中国人とみられる人物が奈良公園の鹿を蹴る動画がネット上で炎上し、これをきっかけに「奈良で政治に携わろう」と決意しました。
▶へずまりゅう氏の経歴・過去の迷惑行為・逮捕歴の詳細
へずまりゅう氏の逮捕は通算6回にのぼり、過激な動画撮影のために店舗等で迷惑・違法行為を繰り返していました。
最後までご覧いただきありがとうございました!