モンハンワイルズの「たこシあ」ってどういう意味?なぜネットミーム化した?

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カプコンが2025年2月28日に発売した「モンスターハンター」シリーズの最新作『モンスターハンターワイルズ』で、「たこシあ」というネットミームが注目されています。

モンハンワイルズの「たこシあ」ってどういう意味なの?
「たこシあ」がミーム化した経緯は?
実際に「たこシあ」はゲーム内で起こるの?


など、疑問に思っている方も多いですよね。


そこで今回は以下の内容で記事をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること


モンハンワイルズの「たこシあ」の意味

「たこシあ」がミーム化した経緯

実際のゲーム内での「たこシあ」的体験について

「たこシあ」以外のワイルズ関連ネットスラング・ミーム



モンハンワイルズの「たこシあ」の意味

「たこシあ」とは『モンスターハンターワイルズ』に関連するネットミームで、
たとえばこんなシチュエーションがありうる」の頭文字を取った略語です。


この言葉は、発売前のIGNインタビューでディレクターの徳田氏が語った理想的なゲーム体験が由来とされています。


たとえばこんなシチュエーションがありうる、と徳田氏は説明する。装備を作るための材料を求めて、隔ての砂原をセクレトに乗って疾走していると、砂塵の向こうにふと、目標としてはいない大型モンスターの姿がよぎる。すでにほかのモンスターと交戦でもしたのだろうか、体にいくつか傷を負っている。そのモンスターの素材が今すぐ必要というわけではないが、報酬は非常に大きい。一瞬の逡巡ののち、踵を返して先ほどの傷だらけのモンスターを追う。ハンターに必要なものは、臨機応変な判断力だ。「ワイルズ」には、そんな体験が可能な世界が用意されているのだ。

引用:IGNJapan


つまりこれを簡潔にまとめると、

「たとえば素材集めのためにフィールドを移動していたら、偶然、傷ついた大型モンスターに出会う。今はその素材が必要じゃないけど、報酬が大きいから狩るか迷う――そんな体験ができる世界」


と説明したのが元ネタです

「たこシあ」の現在のネット上での使われ方は?

現在「たこシあ」は、
現実にはほぼ起こらない理想の体験=開発者の机上の空論を皮肉る言葉
として、ネット上でネタ・蔑称・自虐的に使われています。


現在のネット上での使われ方「たこシあ」の使われ方は以下のとおりです。

  • 皮肉・ネタ・蔑称としての使用が主流
    ・実際のゲーム内容では、開発者が語ったような偶発的でドラマチックな体験(たこシあ的体験)がほとんど発生しないため、「理想と現実のギャップ」を揶揄する言葉として使われています。
    ・SNSや配信、掲示板では「たこシあは結局できない」「無理やりたこシあしてるつもりになるしかない」といった自虐や皮肉の文脈で登場します。

  • 「たこシあ配信」「たこシあチャレンジ」などのミーム化
    ・配信者が「今日はたこシあをやってみる」とネタにしたり、無理やりそれっぽい状況を作って「これがたこシあだ!」と盛り上げるなど、コミュニティ内で半ばジョークとして使われることも多いです。
    ・ただし「本当にたこシあ的体験を配信している人はほぼいない」「需要がない=できないから」といった声が大半です。


このように「たこシあ」は、開発者の理想や説明と実際のゲームシステム・体験が大きく乖離していることを象徴する、ネットスラングとして定着しています。

「たこシあ」がミーム化した経緯


「たこシあ」がミーム化した経緯は以下のとおりです。

  • 開発者の理想発言が話題に
    徳田氏が「素材集めでフィールドを移動中、偶然傷ついた大型モンスターに出会い、狩るか迷う」といった『偶発的な出会い』を語り、これが「たこシあ」と略されるようになりました。

  • 実際のゲーム体験とのギャップ
    発売後、実際の『ワイルズ』ではこうした偶然性や迷いがほぼ発生せず、プレイヤーが効率重視で目的地に直行し、マップ上でモンスターの位置も即座に把握できる仕様であったため「たこシあ」的な体験はほとんど起こらないと多くのユーザーが指摘します。

  • ネット上で皮肉・ネタ化
    「たこシあ」は、開発者の理想と現実のズレを象徴する言葉としてSNSや掲示板、配信などで皮肉やネタとして使われるようになりました。
    配信者が「たこシあチャレンジ」と称して無理やりそれっぽい状況を作ろうとするなど、ジョークや自虐の対象にもなっています。

  • 「机上の空論」の象徴に
    ゲーム設計や開発方針への批判とともに、「たこシあ」は「現実には起こらない理想論」「開発者の妄想」として定着し、ミーム化が加速しました。


「たこシあ」は開発者の理想的な発言が、実際のゲーム体験と大きく乖離していたことから、「理想と現実のギャップ」や「机上の空論」を皮肉るネットミームとして広まりました。

実際のゲーム内での「たこシあ」的体験について


ここまでで「たこシあ」的な体験はほとんど起こらない、と紹介してきましたが、実際に一部のプレイヤーが「たこシあ」的体験を検証した例も出ています。

「たこシあ」的体験の検証例


・一部のプレイヤーが「フリーハント」(自由探索)で「たこシあ」的な体験ができるか検証した結果、環境サマリーの更新によって新しいモンスターが現れ、探索中に偶然発見すること自体はあり得るとしています。

・ただし報酬面で魅力のあるモンスターは限られており、素材や報酬が必要でなければ狩る動機も薄いのが現状です。

・依頼や休憩を繰り返せば必要な素材は集まるため、フィールドを歩き回る必要性自体が薄くなっています。


このことからも、開発者が想定したような「迷い」や「臨機応変な判断」が求められる場面は極めて稀ということが分かります。

やはり「たこシあ」的な偶発的・ドラマチックな体験は仕様上ほとんど発生しないのが現実で、理想論・ネタ・皮肉として使われることが多くなっているようです。

「たこシあ」以外のワイルズ関連ネットスラング・ミーム


『モンスターハンターワイルズ』では、「たこシあ」以外にも多くのネットスラングやミームがSNSや配信、掲示板で使われています。

代表的なものを以下にまとめました!

スラング・ミーム名意味・使われ方出典・背景例
ロボカスケマトリス(機械獣)に対する蔑称。初登場時の印象や言動をネタにして使われる。「肉を置いていけばいいのに」発言など
もう止まらんよ物語やバトル中のキャラのセリフ。勢いが加速して収拾がつかなくなる状況のネタ。4大ミームの一つ
エアプタシンタシンというキャラやその迷言を、未プレイの人が語る・揶揄する際に使われるミーム。SNSで頻出
ものものよく聞きなさいモリバーなど一部キャラの独特な言い回しが語録化。命令や注意をする時のネタ。「皆様」の意味も含む
ナタガキ主要キャラ「ナタ」の子どもっぽい言動や展開をネタにした呼び方。4大ミームの一つ
見ていてね。ハンターが何をやるのかを。主人公の名言・迷言。かっこいい場面や失敗した時にも使われる定型句。配信やSNSで定型文化
ホイルズワイルズを無理やり擁護する人、またはその行為自体を指すスラング。議論やレビューで頻出
集中モードさん新要素「集中モード」の強さや万能さを皮肉る言葉。「集中モードが強すぎ」「頼りすぎ」などで使われる。バランス批判やSNSの話題
ナタナタ物語の中心キャラ「ナタ」が頻繁に登場することを冗談めかして使う呼び方。「またナタか」など。ナタの登場頻度・展開の偏り
ワイルズ飯食事システムや料理演出を指す。「ワイルズ飯うまそう」「飯テロ」などSNSで料理シーンと共に使われる。料理演出の話題・SNSのスクショ
ワイルズ迷子広大で複雑なフィールドで道に迷う状況をネタにした言葉。「またワイルズ迷子」「迷子オンライン」など。探索の難しさ・共感ネタ
禁足地ガチャメインフィールド「禁足地」の出現モンスターや天候のランダム性を揶揄。「今日は当たり」「爆死」などで使用。運要素の強さ・狙い通りにならない状況のネタ


迷言・珍言や、登場キャラの個性的な言動が語録・ミーム化しやすく、ストーリーやバグ、仕様への皮肉や自虐もスラング化されやすいと言えます。

これらのスラングやミームは、ワイルズ特有のコミュニティ文化を象徴していますよね。

まとめ


今回は『モンハンワイルズの「たこシあ」ってどういう意味?なぜネットミーム化した?』について紹介しました。


モンハンワイルズの「たこシあ」の意味
 「たこシあ」とは『モンスターハンターワイルズ』に関連するネットミームで、
「たとえばこんなシチュエーションがありうる」の頭文字を取った略語です。

「たこシあ」がミーム化した経緯
 「たこシあ」は開発者の理想的な発言が、実際のゲーム体験と大きく乖離していたことから、「理想と現実のギャップ」や「机上の空論」を皮肉るネットミームとして広まりました。

実際のゲーム内での「たこシあ」的体験について
 開発者が想定したような「迷い」や「臨機応変な判断」が求められる場面は極めて稀であり、「たこシあ」的な偶発的・ドラマチックな体験は仕様上ほとんど発生しないのが現実です。

「たこシあ」以外のワイルズ関連ネットスラング・ミーム
  迷言・珍言や、登場キャラの個性的な言動が語録・ミーム化しやすく、ストーリーやバグ、仕様への皮肉や自虐もスラング化されやすいと言えます。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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